2021.10.15

自身のセカンドハウス&収益物件に? 沖縄の別荘オーナーにインタビュー(後編)

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自身のセカンドハウス&収益物件に?  沖縄の別荘オーナーにインタビュー(後編)

趣味が高じて別荘の購入に至ったというU氏。沖縄に別荘を持ったことで沖縄に新しいコミュニティができ、「別荘を持つ」をいう喜びとともに、新しく人の輪も生み出されました。

そして、その人の輪の力を借りて、現在沖縄の瀬底島でU氏はご自身の別荘をバケーションレンタル用の施設として貸し出し運営しています。後編では、購入した別荘の運営や収益といった貸別荘の経営に焦点を当て、別荘買おうぜ編集部が次の項目に関してお話を伺いました。

  • 別荘経営成功の秘訣
  • コロナ禍が別荘経営に与えた影響
  • 別荘購入を検討している方へのアドバイス

なお、お話をお伺いした方は、U氏(元会社経営・60代男性)です。お持ちの別荘の概要は次とおりです。

  • 購入した年:2012年
  • 所在地  :沖縄県瀬底島
  • 新築・中古:新築
  • 土地   :約200坪
  • 建物   :約45坪
  • 間取り  :4LDK

別荘購入時には貸し出すことを想定していた

自身が別荘を持つ沖縄の瀬底島で、年間の約1/3を過ごすというU氏。つまり、1年の2/3は別荘を空けているということです。自身では使用しないこの期間、別荘を貸し出しバケーションレンタルのビジネスを行っています。

沖縄でも2012年当時はまだほとんどなかったというバケーションレンタル施設。U氏はどのようにして別荘とバケーションレンタルを両立させたのでしょうか?

別荘を建てられた2012年当時もバケーションレンタルのニーズはあったのでしょうか?

海外のリゾート地では一般的でしたが、2012年当時は沖縄でもまだバケーションレンタルとして泊まることができる場所はほとんどなかったと思います。私はハワイなどでそういった場所を利用していましたから、自分が便利だと思うものはきっと他の人にも需要があるのではないかと考え、この別荘を貸し出すことを当初から想定していました。

バケーションレンタルを始めてから、民泊ブームの影響はありましたか?

「きっと需要がある」という思惑は当たりましたね。貸し出し始めた頃は、まだ民泊サイトなどもなかったので集客には苦労しましたが、Airbnb(民泊情報サイト)が日本でも使えるようになったのでそこに登録したら、その日のうちに予約が入るほどでした。

その後も民泊サイトなどが登場するたびに物件情報を登録することで、ますます利用されるようになりました。結果的に、私が使わないときの大半がバケーションレンタル施設として稼働するほどになりました。

オーナーが常駐しているわけではありませんが、施設の管理や運営はどのように行っていますか?

予約などの調整は、私が民泊サイトを通じて行っています。現地にいなくてもできることなので、特に大きな問題はありません。

清掃は、最初の頃は沖縄在住の知人の奥さんにお願いしていました。徐々に利用者が増えると共に、その方だけでは清掃を代行してもらう方の手が足りなくなったので、その方の知人などのネットワークを駆使し、清掃をしてくれる方を手配してもらっています。

こういった運営スタイルは、別荘のある沖縄に人のご縁があったからこそできたことだと思っていますし、ご協力いただいている方々には大変に感謝しています。もちろん、私が滞在する際には清掃やメンテナンスは行っており、いつでも快適にご利用いただけるように努めています。

バケーションレンタルとしての貸し出しを成功させた秘訣

別荘購入当時、日本ではまだまだ認知度が低かったバケーションレンタル。U氏はその先駆者として成功しましたが、今では同様の施設が沖縄県内では多数運営されるようになりました。

では、なぜU氏は別荘をバケーションレンタル施設として成功させることができたのでしょうか?その秘訣に迫ってみました。

バケーションレンタルの運営に成功した理由をご自身ではどう分析されていますか?

当たり前のことを当たり前にやるということが一番ですが、サービスの質にはこだわりました。私自身が海外でよくバケーションレンタルを利用していましたから、そのサービスを真似て、利用者にとって快適であるようにこだわりました。

たとえば、備品のタオルの質や、ベッドメイキングの方法といったところにも力を入れています。そういったサービスの質を評価していただいているのではないかと思っています。

競合物件が増えたことが経営に影響はしませんでしたか?

競合の施設がどんどんできたことで、最初は一時的に売り上げが下がったことはありました。しかし、宿泊施設はデザインやサービスで差別化することが難しいビジネスではありません。

たとえば、私の別荘はハワイアンなデザインですから、そういったデザインや雰囲気が好きな方はリピーターとして繰り返し予約してくれます。豪華な雰囲気やモダンな雰囲気が好きな方はそういった場所を選ぶでしょうから、きちんと棲み分けができているのだと思います。

その上で、競合物件の中から私の別荘を選んでもらえるようなサービスを心がけています。たとえば、新婚旅行でいらっしゃる方や記念日で宿泊される方にはサプライズでプレゼントを用意したり、ウェルカムサービスを充実したりといったおもてなしの心込めたサービスを提供しています。

また、部屋をいつでも万全な状態に保てるように、設備や備品にメンテナンスには大変気を配っていますね。

外国人観光客の割合も高いと思いますが、トラブルが起こることはありませんか?

そうですね、新型コロナウイルスの流行前は、外国人観光客による利用が約6割を占めていました。そのため、施設内の案内などは外国語でも記載していますし、問い合わせも日本語以外の言語でも行っています。

そういった言語に関するトラブルはあまりありませんが、利用後に原状回復されていないということは時々ですがありますね。もちろん、これは外国人に限ったことではないですが。

たとえば、椅子やテーブルを壊されてしまったり、庭ではBBQができるので火の始末の問題も起こったりしました。私が現地に常駐していないため、現地にいる業務委託のスタッフの方々に対応してもらっていますが、頭が下がる思いです。

コロナ禍による経営への打撃は?

大変順調にバケーションレンタルビジネスを展開してきたU氏。その背景には、ご本人のひたむきな努力と趣味やビジネスを通して生まれた人の輪を重視してきたという積み重ねがあることがわかります。

しかし、読者の方の中には「コロナ禍で沖縄は大きく観光客が落ちているはず。その影響はどうなのか?」という点が気になる方も多いのではないでしょうか?その点についてもU氏にお伺いしてみました。

2020年初からの新型コロナウイルスの流行による売り上げへの影響はどれほどありますか?

2019年頃のコロナ禍以前の利用者の方の割合は、国内:国外=4:6でしたから、その「6」の部分が失われたことになります。国内の方の利用は徐々に戻ってきてはいますが、2021年時点の売り上げは、おそらく最も売り上げが良かった時期の50%ほどでしょうね。それでも、他の物件に比べればまだ影響が小さい方ではないかと思っています。

コロナ禍により運営の形態や宿泊者の意識は変わっていますか?

運営に関しては、消毒殺菌などを徹底することはもちろん、非接触型での運営形式を取り入れています。できるだけ対面せずに宿泊できるよう、掲示物などを増やしています。

ホテルと違って、バケーションレンタルは元々「従業員に丁寧なサービスを受ける」ものではなく「利用者が自主的に自分たちの都合で使う」形式の宿泊施設なので、この点に関しては非接触型の運営と相性が良いと思っています。食事もこちらから提供するのではなく、近隣のスーパーなどで買ってきて宿泊者ご自身で用意してもらうものですから、サービスを提供する人が常駐するわけではありません。

ご利用いただく方も、そういう前提で「人と会わずに泊まることができる安全な宿泊先」として認知していただいているのではないでしょうか。おかげさまで、今年(2021年)の夏の稼働率はほぼ100%であり、状況は徐々に良くなってきています。

明るい兆しが見えてきているということなのでしょうか?

そうですね。まだ日本国内におけるコロナ禍は収束の兆しは見てきませんし、状況は不透明です。

しかし、バケーションレンタルの運営に関しては、コロナ禍でもノウハウが蓄積されてきており、また利用者の方の間でも口コミなどにより評価が高まってきています。

夏の好調な状況をこのまま引き継いでいくことができれば、コロナ禍が収束する頃には、新型コロナウイルス流行以前の売り上げを超えるようになっていくのではという手応えがあります。

大変力強く頼もしいですね。レジャー施設を運営している方も励まされるのではないかと思います。

多くの方にそのように感じていただければ嬉しいですね。

ちょっとでも別荘の購入に興味がある方へのメッセージ

ビジネス的な視点や人と人とのつながり、そしておもてなしの心を大切にしてきたことで、自身にとっての癒しの場となる「別荘」と、ビジネスとして多くの収益を生み出す「バケーションレンタル」を同時に手にすることができたU氏。コロナ禍でも時代に即した運営を行っており、利用者も途絶えることはありません。

読者のみなさんの中には、別荘の購入や貸別荘経営に興味はもっているものの、「今は買うタイミングではない気がする」「自分が運営できるか不安」という方も少なくないことでしょう。最後に、別荘を購入したい、別荘を運営して収益を出していきたいという方に向けてメッセージをいただきました。

別荘を購入したことで人生は変わりましたか?

そうですね、大きく変わりました。都会で仕事中心に過ごすだけの日々から、月1回~週1回沖縄で過ごす時間が生まれたことで、人生の彩りややすらぎ、楽しみなどさまざまなものが手に入ったと感じています。

何よりも、別荘という拠点が沖縄にできたことで、そこを中心に多くの人とのつながりが生まれました。これもかけがえのない財産だと思います。

普通に仕事をしていただけでは出会えなかった人たちとの出会いがあり、そしてそれらがまた新規ビジネスの展開にもつながっていきました。別荘は非常に多くのものを私に与えてくれたと思います。

別荘を購入したいと思っている方へのメッセージをお願いします。

別荘を買って「買わないほうが良かった」という声を聞くこともあります。それは結局、ご自身が別荘を持って何をしたいのか、どうなりたいのかというビジョンを持っていなかったからだと思います。

自分専用のセカンドハウスにするも良いでしょう、貸し出しメインで売り上げを伸ばすことも悪いことではありません。ただ、中途半端な気持ちだと、自分で利用しても中途半端に、貸し出しても運用が面倒になり中途半端になってしまうでしょう。

別荘は常駐する場所ではないので絶対にメンテナンスは必要ですし、人に貸し出す以上何かしらのトラブルも必ず起こります。そういったイベントを楽しむぐらいの気持ちで余裕を持って望めるのであれば、別荘ライフを満喫できるようになるのではないでしょうか。

まとめ

とても楽しげにご自身の別荘について語ってくださったU氏。別荘を持つようになって得た最も素晴らしいものは、共にマリンスポーツを楽しみ、またビジネスパートナーにもなってくれる沖縄の人たちとのつながりとのことでした。

もちろん、別荘をビジネスで活用していくことは決して簡単なことではありません。しかし、人とのつながりが生まれることで、U氏のように楽しみながら別荘を運用していくことは不可能ではありません。

まずは、別荘を手に入れたときの自分の未来予想図を描きながら、その予想図を実現するための勇気を少しだけ出してみてはいかがでしょうか?そのちょっとした勇気が、今の同じような毎日を大きく変えてくれるかもしれません。

より詳しい情報を知りたい方は

合同会社ShakeHands
物件担当 営業
営業時間 10:00-19:00
所在地 沖縄県国頭郡恩納村字前兼久523-2丸福マンション4F A-2
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住宅宿泊管理業者 国土交通大臣(1)第F01708号

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